例えば写真のサラダの奥に並ぶ6つの前菜のうち、左下のものはアスパラとホタテのテリーヌ。これに合わせたソーヴィニヨンブランのスパークリングはアスパラの青み、ホタテの旨みがまさにちょうどよくハマっていて最も気に入った組み合わせ。シャルドネに合わせる赤い海老のタルタルの下にはいちごが隠れていて、これもなるほど、という組み合わせです。
これらボトルに描かれている食材や料理は、Bookroadで作られているワインをリリースする際に実際にスタッフの方々が試食をしてみてしっくり来るものを1つ決めてイラストに起こしてもらっているそうです。これまでも個人的にはBookroadで購入したワインをそこに描かれている食材と合わせて飲んでみたいと考えたことはあったものの、それを一度に出来るというとても贅沢な体験でした。
コースはその後メインの牛ほほ肉のラグーパスタ、カッサータ マスカットベリーAソースと続き、これらにもそれぞれ、富士の夢、プチシラーを合わせてくれました。それぞれの量は少なめですが、1度に1つのワイナリーのこれだけの種類のワインを、しかも作り手側のおすすめペアリングで飲めるなんてなかなかないことですよね。
ワイン個別で言えばオレンジデラウェアのフルーティーな香りも好きですし、ヤマソーヴィニヨンの荒々しい感じ、アジロンの芳しさもツボでした。キャッシュオンでおかわりもできたのですが(アジロンをお代わりしました)、その際はアジロンと甲州スパークリングに人気が分かれていました。
ワイナリーの3階にあるイベントスペースでは以前も時折食事会が行われてもいたようなのですが、3月に入って新しくBookroad Restaurantとして飲食業態をスタートさせています。今回は予約のペアリングコースに参加しましたが、今後は木金でランチ、土日で今回のものより少しメニューを絞った3種ペアリングコースも提供していくようです。
また、ワイナリーではTap Sparklingというサブスクリプションサービスもスタート。これは月額1100円で空瓶をレンタルし、お店に行けば好きなスパークリングワインを格安価格で瓶に詰めてもらえるというサービスをメインとして、使い続ければグッズや会員限定ディナーやイベントの優先参加など、様々なサービスが受けられるというものです。詳しくはInstagramやお店での告知を見てみてくださいね。
普段酒屋などでBookroadのワインを買うこともありましたが、今後お店に行った方が楽しいことがある、ということもありそうです。
余談ですが、先日知人のますたやさん https://www.instagram.com/3000wine_no_tami が最近ここで働きだしましたことを今回コースを予約した直後に知りました。なんという偶然!
御徒町エリア、住所としては台東にある1、2階がワイナリー、3階がレストランになっているビルです。春日通りから、昭和通りと並走する多慶屋6号館と御徒町公園の間の道と同じ並びにあります。
お店のアカウントはこちら
https://www.instagram.com/bookroad.winery
https://www.instagram.com/bookroad.restaurant








