まずは浅草寺から。歌にもある「お前と会った仲見世の」という歌詞の浅草仲見世通りです。浅草寺に進んで左に逸れると、浅草寺の周りに数多くの地蔵が祀られています。当時たけしはこの多くの地蔵に片っ端からお参りして芸人としての成功を願ったそうです。
たけしときよしが作中で歩いていた初音小路に進みます。劇中で(そして先週ごろも)頭上にあったはずの初音小路の藤棚がなんと現在撤去されています。あの覆われた様子がなんとも言えないドメスティックな雰囲気を作り出していて、妖しくも風情のある道だったのですが、それが取り払われたことによって誰でも入ってこられるような道になっていました。
1枚目の写真はビートたけしの師匠である深見千三郎の看板です。この浅草六区通りの両側にはこうして浅草芸人の写真が飾られていますが、その1つには予約済みとされている白紙の看板があり、ここにはビートたけしが飾られる予定なのだそうです。その予約の看板の前には歌でも「煮込みしかない鯨屋で」と歌われる捕鯨船があります。こちらは以前も紹介していますね。
たけしが働いていたフランス座、深見千三郎が働いていたロック座、朝ごはんを食べていた喫茶ブロンディー、昼ごはんを食べていたそばうどん 一八。このような縁の地を今までは何気なく通り過ぎていたわけですが、ムービーを見て少なからずの印象が残っていたり、書籍で紹介されているらしいエピソードを聞いて、また新たな印象が加わっていきます。
その他、たけしらが住んでいた第二松倉荘跡地など、浅草のメインストリートからも外れたマニアックなスポットまで案内していただき、イベントを終えました。
案内してくれた青木さんは浅草に40年以上住んでいる方で、まだ紹介していませんがマンガ「鬼滅の刃」にちなんだ吉原聖地巡礼ツアーにも連れていっていただきました。今後もこうしたイベントをやっていくということで、ぜひいろんな話を聞きたいところです。








