蔵前の書店、透明書店

2023/4/26
会計アプリのfreeeの子会社が運営する書店です。小規模な店舗、独自の選書で経営、デザイン、アイデア、文化といったテーマの本を揃えており、その書棚の分類も独自のもの。ちなみに蔵前に縁のある本を置いた棚も小さいながらあります。せっかくなので、最近いつも考えているイベント運営についての勉強ということで「マルシェのつくり方、使い方(脇坂真吏)」を購入しました。透明の名前の通り、ショッパーは透明なビニール袋です。蔵前に待望の(個人的な気持ちですが)書店が今週オープン。IT企業らしい選書も気になりますが、クラゲのモチーフのロゴをプリントしたバケットハットなどのアパレルグッズがあったり、そのクラゲのキャラクターを副店長と位置づけ(くらげ副店長というそうです)今流行りのAI、ChatGPTを使ったコミュニケーションのできるディスプレイを用意していたりと、既存の本屋にはあまりなさそうな表現を強く押し出しています。

Gurutaiでは近年イベントを行なっていますが、実は蔵前という街はカフェ以外の娯楽が極端に少ない街であり、例えばカフェ巡りイベントを行おうにも街歩き中に立ち寄る場所があまりありません。もちろん、長居する場所ではなく物を買うところ、という意味では雑貨店も書店と同じようなものですが、カフェと雑貨店、ギャラリー以外で文化の合いそうな店のバリエーションという意味で、待ち望んだタイプの店です。

ロゴやショッパーだけでなく、月々の売り上げや施策なども「透明」にし、freee公式note(ブログ)で公開していくなど、徹底しています。この取り組みには、自社でスモールビジネスを行なってその内情を明かすことで、これからそうしたビジネスを始める人への後押しとなるようにとの狙いがあるそうです。

また、店の奥には小さいイベントスペース「不透明な部屋」があり、ここの活用法について企画を募集しているようです。

大江戸線蔵前駅A5出口を出た左側の路地を北にしばらく向かったところ、ゲストハウスのサクラハウス浅草蔵前1階にあります。

お店のアカウントはこちら
https://www.instagram.com/tomei_1111

元記事:https://www.instagram.com/p/CrfCa-pyQ-q/