抹茶にはお茶菓子がつきますが、このお茶菓子の乗っているお皿も織部焼という古田織部が好んだと言われる緑色の釉薬を使ったお皿です。和菓子は、あんこにブルーベリーを練り込んだ今風のモダンな和菓子。彩りもキレイですね。
もう1つ、宮川香雲という作家の白牡丹、という茶碗も使わせていただきました。こちらは先程の黒織部と比べると随分華やかな茶碗。凹凸のある絵付けです。
このお店では、このように様々な時代の骨董品レベルのものから現代の作品まで、様々な茶碗でお茶が飲めます。随時15種類程度の茶碗の中から選ぶことができるそうです。1つ1つ、丁寧に説明もしてくれます。種類は季節に合わせて入れ替わるそうです。歴史には詳しくないのでほとんどわかりませんが、このなかから黒織部を選んだのは、漫画「へうげもの」の影響です。
壁にかかっているのは菖蒲の日本画。このお店で抹茶を注文したときは立礼式といって、椅子に座って靴を履いたままでいただくスタイルです。そのなかでも、このように、畳敷きの舞台のようなところからお茶を出すスタイルは、宝塚歌劇団などを作った小林一三という人が考案した即庵というものだそうです。外国人の方でも、気軽にお茶が楽しめるスタイルだということですね。
先日紹介していますが、1階が骨董品店、2階が洋風のカフェと、茶室になっています。前回は洋風の方を利用したため、今回は和室の方に来てみました。骨董品屋と言われるとなかなか敷居の高いものに感じますが、カフェと一緒にやっているということであれば、立ち入る理由が気軽になりますよね。ついでに骨董品を見せてもらってもいいと思います!
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