2022/10/10
薪で焼いてスモークの効いた鯛のカマ、香草の香りもしっかり。味付けは塩とオリーブオイルで、食べるのが面倒そうにも見えますが、シェフが分解し、オリーブオイルを絡めて食べ方の説明をしながら提供してくれます。目玉も食べるし、しっかり塩味の皮目もしゃぶって味わうことをオススメされます。味もサービスも印象に残るひと皿、カマ焼きに対するイメージを覆されました。メニュー表を見て色んなものに目が行ったのですが、全体的に魚介系に力が入っているようにも感じました。前菜で頂いたハマグリとタケノコ、水菜、ブルーベリーのサラダは名前からは想像もつかない、ハマグリの殻に盛り付けられたひと口サラダ。ドレッシングが口の中で素材を1つに繋ぎます。これもインパクト十分です。もう1つ、ウニクリームのスパゲティもいただきました。
デザートはディスプレイされた10種類もの中から選べます。シャインマスカットのパンナコッタ、フルーツトマトと柑橘のジュレ。パンナコッタが特にお気に入り。大ぶりのマスカットに負けない濃厚パンナコッタ。
ワインは泡、ヴァッリ ブリュットから。次に白、テッレドーラ・ディ・パオロ イルピニア ファランギーナ、香りも味も、鯛のカマによく合ったと思います。