2022/12/28
牛、豚、兎肉を詰めたショートパスタです。フォンドヴォーソースかコンソメスープを選べるとのことで、今回はスープパスタが食べたかったのでコンソメにしました。挽肉のあんは肉の風味を押し出したような控えめの味付け、スープも酒に合わせたようなしょっぱいものではなく、優しいコンソメスープです。2人でパスタを2つ注文したためハーフの量です。まず生ハム5種盛り合わせを。ハモンセラーノ22ヶ月熟成、グアンチャーレ、サラミトリュフ、フィノッキオーナ、サラミピカンテというラインナップですが、特にハモンセラーノ、グアンチャーレが好みです。グアンチャーレの脂身の旨味も大好きなんですが、これだけ長めの熟成のハモンセラーノはやはり問答無用の旨み、モレッティが進みます。その他、もう1つのパスタはタヤリンのポルチーニクリーム。濃厚なソースのポルチーニとチーズが香ります。タヤリンは、イタリアはピエモンテ州で作られる卵黄を使ったパスタのこと。このお店では自家製の生パスタを作っているそうで、扱う料理としてもピエモンテ料理が中心のようです。生パスタ特有の均等な歯応えと舌触りがいいですね。
デザートにはパンナコッタとマチェドニア。パンナコッタにはイチヂクのワイン煮、マチェドニアにはバニラのジェラートを添えていて、デザートにも力が入っているなと感じました。パンナコッタはとてもきめ細やかな舌触りで滑らか、マチェドニアにもバニラの香りがとてもマッチしていました。
酒はモレッティの他、泡でマンザーネ プロセッコ ブリュット、白でファヴォリータ モンキエロカルボーネ、デヴィテ ホルスタッタ。マンザーネが特に好みだなと感じました。軽めの甘みとどちらかというとシンプルな味わいで、久しぶりに泡で家でも飲みたいなと思いました。
先月蔵前の隅田川沿いの通り沿いにオープンしたイタリアンです。イタリアンはこの通り沿いに蔵前側からシエロイリオ、Pinzo、Pozza、Infと粒揃いの店が並んでいますが、このお店はピエモンテ料理、自家製麺メインということで独自のキャラクターを持っています。川沿いの利点を活かし、川側の壁面全面をウォークスルー型の窓にしているため、その眺望も魅力的です。2階なんですが、視界を妨げるものがないおかげで川面を横から見られるのがいいんですよね。
お店のアカウントはこちら
https://www.instagram.com/sognando_kuramae