酒はポルトガルのビール、コーラル。そしてワインも全てポルトガルのもので揃えてあり、まず白、ヴィア・ラティーナ グランデ・エスコーニャ ヴィーニョ・ヴェルデ ブランコ 2021。甘みと酸味がしっかり感じられ、柑橘系の苦味のある後味。もう1つ、白でケヴェド オスカー ブランコ 2020。そこからアレンテージョに合わせた赤のナチュール、ゼブロ 2020。こちらも辛口ではあるもののしっかり甘みが感じられます。
デザートには追加料金でエッグタルト。材料を調理前に見せてくれるサービスはよくありますが、このお店は自家製パンもタネを見せてくれ、焼き立てが出てきました。このエッグタルトもサクサクで食べられます。これに甘口のポートワインを合わせていただきました。ワインでも感じましたが、ポルトガルでは甘みのある酒が好まれるのかもですね。
最近浅草には色んな国の店があるなあと考えていて。ポルトガル料理と聞いてもピンと来ていなかったので、これを機に食べてみないとと考えて来てみました。地理的にはスペインに隣接、沿岸の国ということでアヒージョ、パエリアといったおなじみの料理もあります。ポルトガルでも南部と北部は料理の傾向が違い、特に南部では米と一緒に伝わってきたパクチーをふんだんに使うとのこと。スペインではパクチーといえばコリアンダーのみを指し、葉のパクチーはあまり意識されないそうです。
ワンオペの店ですが、シェフは食材の説明やポルトガルの食文化も細やかに説明してくれるため、馴染みのない地域の食事を知識も含めてしっかり堪能させてくれます。観音裏、浅草寺病院の目の前の向かいの路地をまっすぐ奥に進んだところにあります。同じ並びに何度か紹介したビストロ、ペタンクもあります。
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