鹿といえば臭みが気になる人も多いと思いますが、同じ鹿肉や猪肉であっても、ジビエでない、つまり野生の肉でない動物の肉は管理された餌を与えられており、雑食の野生動物の食肉、ジビエに比べて臭みも薄いのだそうです。
コースは先付けの3種のおひたしから始まり10品。ヒラマサ、ブダイ、マダイ、イサキの刺身、そして毛蟹の海苔巻き。自家製のマヨネーズ風のソースと大根をカニの身を巻いたものでシャリはありません。先日浅草のAsa虎でもシャリを巻かないコハダの海苔巻きをいただきましたが、こういうのもいいですね。
パルミジャーノを振りかけた焼きサバ、冷たいつゆのそば、その次にクエと里芋の揚げ浸し。このクエと里芋がとても気に入りました。衣に味はつけず、玉ねぎを煮込んだものがソースになっています。里芋のカリッ、フワッとした食感もいいです。
その後最初の揚げ餃子、自家製納豆、炊き込みご飯、デザートに酒粕を使った寒天と続きました。炊き込みご飯はおにぎりにして持ち帰りにもさせていただきました。
酒は1杯目に自然郷 無濾過無加水 円融純米。おちょこを選ばせてくれるので、その中でも一際煌びやかなものを使わせていただきました。その他、紀伊國屋文左衛門 大吟醸 黒、京ひな 隠し剣 純米大吟醸を。また、若鶴酒造という日本の酒造が作っているウイスキー、北陸のウイスキー Sun Shineをソーダ割でいただきました。
カウンターが中心でテーブル席もあるのですが、今回は友達と5人でカウンターに陣取りました。横並びではなく、U字カウンターの先端のカーブを囲むように席についたのですが、そのU字の先端にに焼き場があり、調理をする料理長を囲むような形に。
奥の調理場から仕上げの食材を持ってきてカウンターの先で食材を調理し始める料理人の姿はさながらランウェイの先端でポーズを決めてパフォーマンスを行うファッションモデルのよう。カフェを改装して作ったユニークな造りです。
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