2023/1/17
葉物、キノコや肉、えび団子などの魚介類、玉子など20種以上の食材のうち3つを選び、春雨の麻辣湯にトッピングして食べる形式。味玉なんて珍しいなと思って選んだのですが、これが麺料理だからトッピングに一応揃えたというレベルではなくとても麻辣湯に合います。10種以上ある野菜も無農薬有機野菜、こだわって揃えた珠玉のトッピングなのでしょう。
麻辣の辛さは5段階を選べ、通常であれば2、辛いもの好きなら3がおすすめとのことで3を選択。丁子、龍眼、クコなど様々な薬膳を使っているという麻辣湯は体が温まることはもちろん、旨みも十分にあります。+50円で中華麺にも変更できますが(セットそのものは825円)、春雨でも食べ応え十分。恥ずかしながら今回で麻辣湯はヘルシーメニュー、味よりも健康という認識を改めます。
無料でライスか杏仁豆腐がついてくるのですが、ライスにはチャーシューが乗っているというサービスぶり。このチャーシューがまた、おまけとは思えないどっしりとした旨みのものです。杏仁豆腐はかなり緩く固めたもので、黒糖か何かの濃い甘み、とても複雑味のある味わい。ユニークな杏仁豆腐でとても本格的な料理だと感じました。
四川料理ということでこの麻辣湯のみをランチとして提供していますが、夜は唐揚げ、酢豚、青菜炒めなどの料理も提供しているようで、ビールなどの他紹興酒を楽しむこともできるようです。
中華らしくはない簡素で渋い外観から気になってはいたものの長らく利用のタイミングを見計らっていましたが、これまで食べに来なかったことを後悔するほどには気に入りました。浅草橋のメインストリートの1本裏通り、蕎麦屋のあさだや点心専門店のGenchaのある区画の裏にあり、場所的にも地味ですがこの光る個性。また夜にも利用したいと思います。