蔵前のカフェ、Kuramae Canneléのグランカヌレ

2023/1/27
とっても大ぶりなカヌレです。フランスにおける伝統的なカヌレの作り方として、表面に食べられる蜜蝋を使っているそうです。とてもがっしりしていてカリッとした食感、中からは玉子のいい香り。甘みもしっかりとついてあり、全体としてもとても豊かな風味です。フランス産のラムや砂糖、材料へのこだわりも強さも感じました。

カフェのカヌレは全てのメニューで1つと、それになんらかの別のスイーツを添えたセットになっており、今回は「グランカヌレとルバーブコンフィチュールのフレッシュチーズケーキ」を選択しました。甘みを抑えた軽いハイビスカスのジュレと重みのある甘みのルバーブのコンフィチュール、これに加えピンクの結晶のような大粒の砂糖がまた良いアクセントです。

加えて、このお店がカヌレのために作った相性のいい紅茶、カヌレドティをいただきました。カヌレとセットのスイーツごとにそれに合わせたという紅茶を選ぶこともできますが、今回はスタンダードにカヌレに合わせました。

カフェではカヌレ単品、といった注文はできず、基本的にはいずれかのセットと別に飲み物を注文することになるでしょう。ビルの1階が売店、2階がカフェになっており、単品で食べたい場合は1階の方でカヌレとカヌレ用紅茶のみを購入できます。1階で買えるカヌレは2時間ごとに焼き立てが買えるようですが、この日は次の焼き上がりの時間には前の時間分が売り切れていました。

元は銀座などで店舗を持たずポップアップショップのような形でカヌレを販売していたそうで、今回蔵前に初の自店舗を新規オープン。浅草線蔵前駅A1a出口から御蔵前通りに入って左側にあるKuramae No.2ビルという複合施設に入居しています。1階はコンクリートとミニマルなベンチと照明でカジュアルなフリースペース、2階は全席ラウンドソファーでゆったりした空間、とインテリアでも使い道をはっきり分けている形です。

他の階では3階に音響設備とレコードのGinza Records & Audio Kuramae、5階にはギャラリースペースが入居しており、特に3階の運営会社は2階のカフェを含め、ビル全体の音響を手掛けているとのことです。

こうした形の施設が蔵前近辺にもどんどんできてくれたら嬉しいなと思います。余談ですが、小雨が移転してしまうことで紅茶の店が減ってしまったなあと思っていたので、このお店のように紅茶を軸とするカフェができたのは個人的にタイミングがいいと感じました。

お店のアカウントはこちら
https://www.instagram.com/kuramae_cannele

元記事:https://www.instagram.com/p/Cn6vZk5SiO5/