京島のスパイス料理専門店、マレの本日のランチパレード

バスマティライスを中心に様々なカレー、アチャール、ライタなどをワンプレートで楽しめるランチメニューです。カレーは3種、初夏のグリーンカレー、ムンバイキーマ、酸味のパリップ(豆のカレー)。他にスパイスを和えた鶏レバー、春ニンジンのラペ、新玉ねぎやパイナップルのアチャール。それに加え酸辣ジャガイモサラダ、筍の芝麻醤和え…となんだか多国籍な風味を含む付け合わせが並びます。これらを好きな順番でだんだん混ぜながら食べ進めていくと、旨みや酸味が折り重なりどんどん奥深い味わいになっていくのです。

本場感のあるスパイスカレーを、もちろん食べたくなって食べることがあります。こうしたカレーで皿に盛られたカレーやアチャールを混ぜて食べることについて「混ぜれば混ぜるほど美味しくなる」と聞いてはいても、これまでは完全にはピンと来ていなかったのですよね。ちょっとアチャールを和えてみたりと試してはみるものの、結局三角食べをしていたり…慣れの問題なのかもしれないですが。今回この皿を食べていて、「混ぜれば混ぜるほど美味しくなる」ということを強く実感しました。

スパイスというと一般的にはまず「辛さ」がイメージされますが、実際はそれ以外の味や香りの要素が強いと思います。3種のカレーはそれぞれ旨みだったり食感と香りだったりを主張しています。これらをバスマティライスにかけて食べつつ、鶏レバーやサラダを食べます。旨みと香りが足されて、これまで食べていたカレーの味わいが深くなります。そして別々に食べても美味しいキャロットラペやパインのアチャールを和えると、酸味や甘みも更に加わるのです。

じゃがいもサラダが美味しいです。他1品1品もまず美味しく、別で食べてもいいのですがカレーが混ざるとその味わいが増します。どういう組み合わせをしても違った美味しさを感じられ、次はこの組み合わせで、と食べ進めていく工程は味のワークショップに参加しているような感覚です。単品で完成されたものを食べる楽しみ、バラバラの料理を一体として味わう楽しみ。楽しみたいと思っていればいるほど楽しい一皿です。

酒は「レモンサワー」と聞き注文してみました。太陽の雨音というリキュールを使ったもので、これがまたカレーの旨みを盛り上げてくれました。酒の品揃えについてはタイミングによりそうですが、一期一会の味を楽しむのも良さそうです。

食を楽しむための要素は数多く。味覚の五味だけでなく食感、香り、酒やドリンクなどのペアリング、そして空間。料理のジャンルによって楽しみどころというものが前提としてあるので、まずはそこを楽しもうと考えていますが、そうした作法に捉われず自分の楽しみ方を探すようにもしています。食いしん坊としてはあらゆる食のいいとこどりをしたいのだと思います。そして今回ここでは作法としての「混ぜる楽しみ」に一歩近づけた気がします。

店主のカルロスさんはミュージシャンでもあるそうで、お店の営業はそちらの活動にも左右されるようです。事前情報が全くない状態で店の前を通りかかったときに、面白い外観からここは飲食店なのかな…?と気になっていたところ、知人に教えてもらい入店できました。まだプレオープン状態ではあったんですが、墨田区の食好きな人たちの間では既に情報が共有されていたんですよね。

音楽活動に加えイベント出店など遠方での活動も多いため、店の発信をチェックしておくことをオススメします。曳舟駅から曳舟たから通り沿い、十間橋通りまで向かう途中にある、バーのようなスナックのような内装の見えるガラス張りの建物です。今回ランチで伺いましたがバー的な営業もしているそうで、タイミングはぜひお店の情報をチェックしてくださいい。

このお店のアカウントはこちら
https://www.instagram.com/sundayscarlos

元記事:https://www.instagram.com/p/DaWowyoE1sS/