【閉店】日本橋の和菓子専門バー、かんたんなゆめ 日本橋別邸のChill in Guiness Special Setとピスタチオ羊羹

2022/7/10
日本橋の和菓子専門バー、かんたんなゆめ 日本橋別邸のChill in Guiness Special Setとピスタチオ羊羹。今まで和菓子とビールを合わせようと思ったことはなかったのですが、黒ビールの香ばしい香りと、清流のチョコレートあんは確かに相性が良く、インペリアルスタウトのような後味。羊羹のピスタチオの風味も、ビールの苦味から羊羹の甘味へのなだらかなつながりを作ってくれました。ギネスビールとそれに合わせた和菓子、清流という練り切りのペアリングセット、加えてこれも合うのではないかな?とレギュラーの和菓子の中から追加でピスタチオ羊羹をチョイス。同行者は和菓子3種セットと和紅茶 かぐやひめを。3種セットはチーズケーキのような風味の羊羹 嬉々と、その他レギュラーの和菓子から2種を選ぶセットでした。

このお店は https://www.instagram.com/katom_jp さんの投稿で知ってから、いずれ行こうと思っていた場所でした。酒とスイーツのペアリングに目がない私としては、しかもこれに至ってはビールとだなんて…と、是非とも味わってみたいメニューでした。元は通販用のギネスビールとコラボの和菓子セットだったらしく、もっと早く知っていれば購入もしたかったものです。

このお店はGrowndという、取り壊しの決まっているビルを使って店舗を営業するプロジェクトの一部なのだそうで。儚いものの例えである「邯鄲の夢」という言葉をなぞったように、このお店も遠くないうちに終わりが決まった状態で始まった店というわけです。

もともと個人的な願望として、飲食店で気に入ったメニューは繰り返し食べたいと思っていて。だから私はできる限りまた食べたいと思う食べ物、また出来るだけその気持ちを叶えてくれるお店のものを食べたい、と考え、一時的な営業の店や限定メニューを選ばない傾向にありました。しかし近年少しこの考え方が変わりました。

如何に人気店であっても様々な都合で心ならずも閉店に至ってしまう店が当然あります。また、どんなにファンが存続を願っていたとしても、店や店主側としては必ずしも店を続ける、ということのみがベストの選択ではないのだということも感じました。いつまでもこの味を、という気持ちは持ちつつ、好きな人達が自分にとってベストの選択ができればいいな、と勝手ながら願っています。

とまあ、個人的な心情を長々と書いてしまいましたが…まあ、店舗の終わりがそのまま全ての終わりではないと言うこともできます。また食べたいと思ったものはお店とメニューがあるうちに出来るだけ楽しみ、一度なくなったとしてもまた同じ夢を見ることを楽しみにしていきたいと思います。

というわけで、場所は日本橋室町、中山道からむろまち小路を東に入り、最初の道を右に入ったすぐのところに入口があります。同じビルにはガラス張りのカフェ、Hot Sand Lab mmがあり、建物の目印になるでしょう。

お店のアカウントはこちら
https://www.instagram.com/kantan.na.yume

元記事:https://www.instagram.com/p/Cf1V29Wr8vb/